本書は大橋宗英の研究を後宗英(柳雪)と大橋鐐英(後の大橋宗a)が補修して天保十年(1839年)に刊行した力作である。大橋柳雪は天野宗歩の心の師(?)であり、大橋宗aといえば、天野宗歩のライバル(というかやられ役)で、御城将棋のお好み将棋で一矢報いたので有名です。定跡書としても「将棋精選」には及ばないまでも、有名な定跡書でした。
又、従前の本では上手が手前で向かいが下手だったのを、現代風に手前が下手、向かいが上手にした画期的な(?)本でもあります。
さらに、平手四間飛車の美濃囲を初めて解説し、飛車落については詰まで解説しています。
大橋柳雪・宗a入魂の書(?)「将棋早指南」をお楽しみください。
平手 |
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左香落 |
右香落 |
角落 |
飛車落 |
飛香落 |
二枚落 |