将棋網目

 「将棋網目」は宝永四年(1707年)出版された。5巻で、1巻は駒組み、2〜3巻は手合集、4〜5巻は詰将棋で、従前詰将棋はマニアの間では知られてきたと思う。(そちらは詰将棋博物館を参照して下さい。)
 駒組も創成期のもので参考にならないものが多いのですが、平手12は美濃囲から高美濃の変化が書かれており、「萩野真甫が指した」という将棋史において重要なものもあります。また平手の1はツノ銀中飛車のような指し方で、これも貴重な発見かもしれません。

平手1 平手14
平手2 平手15
平手3 平手16
平手4 左香落1
平手5 左香落2
平手6 右香落1
平手7 右香落2
平手8 角落1
平手9 角落2
平手10 飛車落1
平手11 飛車落2
平手12 飛香落1
平手13 二枚落1

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